No.0465 終活の体験談

体験談のご案内

私の母が現在、終活を自主的に黙々と行っています。自分を母親代わりに育ててくれた姉の死がその契機の一つになったと思います。若い頃からコツコツと買い揃えていた思い出の品を一つずつ整理し始め、引き取り手が無いと思える品物は、感謝の念を表してから丁寧に処分しているその姿は、息子でありながら、寂しさを感じつつも感動さえもさせられました。我が家の乏しい財源の中から子供を育て上げ、残りの僅かな金額で購った品々です。思い出が無いはずはありません。でも、自分の生は自分一代限りと常に自らに言い聞かせている母は、未練を断ち切る思いで、終活をしているのでしょう。実に寂しいですが、私もその手伝いをしています。狭いと思っていた我が家の中が広いな、と感じられるようになりました。その日が来るのが一日でも遅くなりますように。